〜テレフォンショッピング6(激・長文)〜

 最近昼間だろうが夜中だろうが全く関係なく放送されているのが「テレビショッピング」
不況なんてどこ吹く風で放送されてるのが「テレビショッピング」

 そんなテレビショッピングを見ていて最近さらにも増して不思議に思う物がいくつかありまして・・・。

「あの汚い洗面器や換気扇などはどこから毎回持ってくるのか?」

 これですこれ!大体1回のテレフォンショッピングの放送で使われる汚い家庭用品は2〜3品。
洗面器の出てくる割合は8割強!洗面器は家庭の中でも最も汚く、そしてなかなか汚れの落ちない物として扱われる傾向にあるらしい。

 最近のテレビショッピングの手法としてもはや不動の地位を気づいているのが「どこかで見たことがあるなぁ?という芸能人や元プロスポーツの選手をゲストに呼び、司会の人の台詞に説得力を持たせる」という手法。

 この芸能人等の器用により視聴者(主に おつぼネーゼ層)のハートをがっちりキャッチして放さないわけなのです。これによりこのクソ不景気の日本に置いてもいまいち良くわからないものが飛ぶように売れるわけなのです。

   冷静に見れば大物芸能人ないし、元大物芸能人が「おいおい、そんなに目を剥いて驚く程のことじゃね〜だろ?」という状況に一喜一憂する姿は、視聴者に完全な信頼感と説得力を提供しているわけなのです。

 この芸能人等を起用したテレフォンショッピング(以後 芸能人系と表記)あこがれの(もしくは元あこがれの)あの人も使ってるの!?あの人が薦めてるの!?す、凄いっ!という強烈なインパクトをおつぼネーゼ層に与えつつ、若い層の視聴者には「この人は一体誰だっけ?」という記憶の奥底に少しだけある様な有名人を思い出すことの方が商品の説明よりも気になってしまったりして、結局最後まで見てしまうという現象を引き起こすという老若男女問わずして引きつける不思議な魅力のあるテレビショッピングとして成立するわけです。もはやこれは「東の横綱」と呼ぶにふさわしい形式なのです。

 「東の横綱」あれば当然「西の横綱」がそんざいするわけなのですが・・・。

 それが妙に疑心暗鬼な司会者に対して新商品で今まで不可能と思われたことをいとも簡単に行ってみせ、更に良くわからない利用者の体験談を大量投下して見ている側に「「こ、これならもしかして私にも出来るかも!?」と思わせてしまう海外のコント系テレビショッピングです。

 この海外のコント系テレビショッピング(以下コント系)は大体週1ペース位で同じ内容の物がガンガン放送されたりしていた。これは特に見たこともない変な司会者とその司会者に輪を掛けて変な商品解説者、そして箸が転がっても「おぉぉぉ〜」と大騒ぎする妙な客席という絶妙なバランスで形成されているコントを見ている為、妙に新鮮みがあって何度見てもちょっと笑えてしまうというこれまた絶妙かつ微妙なバランスの上に存在するテレビショッピングなのです。

 これは何度もしつこいくらい放送される為、「なぁ、お前昨日の深夜のテレビショッピング見た?」等と若者達の間でも話題になるくらいメジャーな物になったわけなのです。別に出てくる商品を買うわけでは無いのですが、その番組を見る事そのものがある種のステータスになったりならなかったりという状態なのです。

 東の横綱、西の横綱それぞれ得意分野は異なるものの、何故か両方に登場するのが「何でも綺麗にする魔法の洗剤」しかし、この魔法の洗剤を宣伝するに関して実は東の横綱「芸能人系」には大きなメリットとそれと同時に大きな秘密を抱えたデメリットが存在するのです。つまり「諸刃の剣」

 西の横綱「コント系」は1回の収録分の汚い物を用意すればまぁしばらくは放送する事が可能なわけですが、東の横綱「芸能人系」の方はそうもいかないのです。

 西の横綱は主に深夜に放送されることが多いため、メインターゲットとして捉えたいはずの「おつぼネーゼ層」に的確に宣伝効果を投入出来ないというデメリットが存在するわけなのですが「1回の収録でまぁ適当に何回も放送してもそれなりに人は見るしね」というメリットも存在するわけなのです。

 しかし、東の横綱は同じゲストの放送をそう何回も放送する事が出来ないわけなのです。それは何故か?答えはそう難しいものでは無いと思われるわけなのですが、最大の理由として「どこかで見たことのある。昔ちょっと憧れた事のある様な有名人が必要以上のオーバーアクションで商品の効果とその値段に驚くという点に重きを置いて作成されている」点であると言えるのではないでしょうか。

 つまり、ある種コントとして完成している「コント系」は掛け合いからしてすでに正気の沙汰とは思えない様な内容で、それが面白いので何回か見てもそう飽きない(出演者も全然見たことも聞いたことも無い変な外国人多数ということもあるかもしれませんが)作りになっているからでしょう。

 つまり、東の横綱「芸能人系」は毎回の放送をより新鮮な物にする為に驚く有名人を新しく連れてこなければならないのです。

 ここで最初に書いた「洗面器」の話に戻る事にしますが、つまり「コント系」の場合1回汚い物を綺麗にするのを収録さえすれば使い廻すことが出来るので「逆に教えてくれ、どうやったらそんなに汚くなるんだよ?」という物もどうにか1つか2つ持ってきて収録すればまぁ事は足りると思われるわけなのです。

 しかし「芸能人系」においては、この汚い物(ここでは主に「洗面器」)をゲストが変わるたびに新しく用意し、そしてそれを毎回綺麗にしなければならないわけです。

 そもそも「洗面器」なんてものは1つの家庭に大体1つか2つ位しか無い物であると想定出来るわけです。しかも、テレビショッピング内で紹介されるレベルまで汚くするには、並大抵の努力では無理です。多分裏で糸を引いているのはプロではないかと本気で思わされる程にマーベラス!な汚さなわけなのです。

 「洗面器」というものは基本的に風呂掃除をする際に一緒にちゃっちゃと洗ってしまう物であるにもかかわらず「芸能人系」で毎回登場する「洗面器」は徹底した汚さなわけで、あそこまで汚くするにはよほど放置したまま普通に使わなければいけないという事になります。

 普通の人の神経ではちょっと想像するのが難しい使い方を長年してやっとあそこまでの完成度を持った「汚い洗面器」が完成すると思うのですが、それが毎回面白い様に登場するのが現実なのです。

 「洗面器くらい放っておけば汚くなるだろ?」とか「部屋が汚い奴は風呂も汚いから放っておけば汚くなるだろ?」とか思われるかもしれませんが、よく考えてみて欲しいのです。

 大体洗面器を綺麗にする歳の決まり文句は「この頑固な湯垢もほ〜ら綺麗に♪」なんて言葉だと思われます。  「「湯垢」を洗面器に付けてみろよ」そう言われて「はいそうですか」と湯垢が付けられる物でしょうか?  洗面器に付着する湯垢は洗面器を使ってなんぼのものであると思うわけなんですが、毎回あそこまで徹底した湯垢を洗面器に付けられるか?そう聞かれたら私の答えは「NO!」です。それに、あそこに出てくる決まり文句のもう一つは「普通の洗剤では取れない様なこんな汚れもほ〜ら綺麗に♪」というものではなかったでしょうか?

 普通の洗剤(つまり市販の風呂掃除用洗剤)で取れない湯垢ってなんですか!?

 ここでこの大きな疑問がまた立ちはだかるわけです。

 普通の洗剤で落ちないくらいに洗面器を汚す技術というのはもしかしたら洗剤を作るのと同じくらい難しいことなのではないか?  「毒を作るときは解毒剤も一緒に作るんだよね」とかっていう話を昔なんかの漫画で読んだような気がします。

 つまり「芸能人系」で放送すると決め、その中で「魔法の洗剤を紹介する」と決まった時点で、洗剤同様綺麗にするために登場するサンプルの「洗面器」を徹底的に汚す技術というものをどこかで真剣に開発したんじゃね〜んか?という仮説が誕生するわけなのです。

   まぁ「汚い洗面器」の仮説は確かにいくつか存在します。今まで出てきた仮説をいくつか紹介しましょう。

 仮説1:テレビの視聴率調査の機械を設置する家を抽選で選ぶように、洗面器を徹底的に汚してもらう家庭をこれまた抽選で選び、テレビの視聴率の機械調査する機械を設置するのと同じ様に「このことは他言無用で。3年したら回収しに来ますのでよろしくお願いします」とか頼んで洗面器を各家庭に設置。この抽選に当たるのは宝くじに当たるのと同じ位のレベルなので、身近にこの洗面器を汚す事を頼まれた家庭が存在するという話が世間的には出てこない。しかし実在するという仮説。

 仮説2:ゴミ処理場(夢の島)の埋め立て地に大量の洗面器を埋め、3年〜5年かん熟成させた後掘り起こし、十分吟味した最高の「汚れ洗面器」をテレビで登場させる。最高ランクに到達していない洗面器はデパートなどでの実演販売等人目に触れる割合の若干低い現場に振り分けて試用するという説。

 仮説3:これが今回私の到達した説で、洗剤を作るのと同じレベルで汚すための薬品開発を行い、その薬品で徹底的に汚した後に洗剤で綺麗にするという説。

 どれも有力な説であると思われるものの、一体どれがホントなのか?もしくはどれも違い実はもっと驚くべき手法によってあの「汚れ洗面器」は作られているのではないか!?と考え出したらきりがない。

 事実は闇の中。まさにそんな感じなのでありました。

 これにて私の「テレビショッピングレポート6」を終了したいと思う次第であります。  


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