○素敵社会人-ファイル〜その20〜 「自称リーダー(序章)」

とある社員が会社を辞めた・・・

仮に知人の会社の「Sさん」としておきますか。

そこから始まるお話。

まずはこのSさんについて書いてみよう。

そもそもコミュニケーションが全然とれないその人はミーティングをやっても全然入ってこない。
というか毎回部署のミーティングに何だかんだと理由をつけて出てこない時期すらあった。全体の会議とかではなく、自分の所属する部署の会議に出ない。

「私、忙しいので」

いや、たぶんみんなあなた以上に忙しいけどミーティング出てるよ・・・
そんな周りの心の声が聞こえて来そうだ。

たまに出席したかと思えば自分の部分の報告になると、もの凄い早口で報告して終了。基本的に仕事の話は他の人としない感じの社員。

”自分は仕事ができる”そう思っているこの人は、とにかく接っしづらいタイプの人として社内でも有名人。

そもそもいた部署の人達とはことごとく合わず、一緒に仕事をしている人がギブアップしてしまうのが原因だ。

とにかく根底に「自分は仕事が出来る」「自分が間違っているはずがない」という北斗の拳で言う所の「アミバ」的思想が見え隠れしている。
そりゃ、毎日顔を会わせてたら疲れるっしょ(T_T)

一緒に仕事をしている人と何かしらか意見の食い違いがあったとしましょう(というか日常茶飯事だけど)

「Sさん、そのやり方はちょっち違うのではないですか?」

こんなメールが一緒に仕事をされてる人から送られてくるとします。

すると、Sさんからは下記のようなメールが送られてくる。

「私のやり方は間違っていません!間違ってるのは○○さんです。私は悪くありません」

こんなメールが返信されてくるわけなのだけど・・・

CC(同報メール)が付いてるわけですよ。驚くほどに多くの人に。上は役員から下は他部署の人まで。

突然送られてくる人はみんなビックリするわけです。

「何これ?」みんながそう思う日常。

他にもSさんの香水が強烈過ぎて同じ人の女の子や他の部署の人が気分を悪くしてしまうという異臭騒ぎもなんかもあったり。
まぁそれは可愛い方かも。

上司に突っ込まれると、突然周りの関係ない人の揚げ足を取り始めたり、重箱の隅をつつくような話をして自分の話から逸らすそうということを日々する人だったり。
何だかわからないけど突然自分の揚げ足を取られたりする人はビックリ&ショック&なんだそりゃ?という衝撃を同時に食らうわけで。

1ヶ月前から依頼されていた仕事、2週間前、1週間前、前日に「大丈夫だよね?」と念を押された提出当日

やってない・・・

出来てないのではなくて「全くやってない」

途中までやってあるけど出来てないから時間をくださいという話ならわかる。
しかし、そもそも着手していない。

当然依頼した人はビックリ。
「1ヶ月前から何度も話してたよね?どういうこと?」

返ってくる答えにビックリ。

「それは私のやる仕事ではないと思うので」

え?

もうキレまくってる人が多数。
どうやらこの人が言いたいのは

「自分くらい仕事の出来る人間がやるようなことではない」

この時点でアミバを超えたと思った。

何を言ってるんだこの人は?
そもそもそんなこと仕事を依頼された時に言えばよかろうに。

まぁ日々がそんな感じのSさんなのです。

エピソードを書いたらたぶん本が1冊書ける程に枚挙にいとわない。
とんでもエピソードは機会があったら書いてみたいかも。

このSさん、たまに社内ですれ違ったりすると

「半笑い」で歩いてたりするのが更にも増して怖い。
日々思いだし笑いなのか???

また、Sさんはよくわからないけど残業をしている。

社内でもSさんの残業量の多さが問題になっていたわけで。

凄く偉い人達から普通に偉い人達は

「Sの仕事量は多すぎるのではないか?」

と突っ込まれまくっていたりするのだが、実際の所は全然仕事量は多くない。
むしろ周りで1番少ないのではないか?と思われる程に任されている仕事は少ない。

そんな状態で社内の残業ランキングTOP3に必ず入るという摩訶不思議。

社内の七不思議の1つに数えられる程だったり。

さらに凄いのは、気づくと休日出社をしているという点。
土曜日の夕方に出社して日曜日の朝に帰るという理解不能なこともやってのけた。

何をしに来たのだろう?周りの予想では『寝に来た』のではないかと言われる始末。

先にも書いたがSさんの仕事量は少ない。
残業が多すぎる点を心配した凄い偉い人達が普通に偉い人達に指示を出してただでさえ少ないSさんの仕事量を更に削ったのだから多いわけがないという実情があるものの、凄い偉い人たちからすれば残業の数字しか見えないから心配するのはしょうがないのかもしれない。

しかし・・・いっこうに減らないSさんの残業量。

仕方がないので一緒に仕事をする人を付けてみても・・・

コミュニケーションが上手くいかないのですぐに相手がギブアップ。

この繰り返しという日々だったわけで。

そんなSさんが退職した。
日々接することでもしくは過去に接したために強いストレスを感じていた人たちからは安堵のため息が出ていた・・・

しかし、数々の恐ろしい伝説を残していたSさん。
ただ普通に辞めるに至ったわけではなかった。

それはSさんが辞めてから数ヶ月後に発覚することとなるのだったっ!

前振り長っ!

-つづく-

「なんてったって社会人」トップへ

T-CRISIS!